東京都渋谷区
日和の日付:2017.2.3
2016年10月20日に、恵比寿神社の大祭とそれに付随する「べったら市」に行って参りました。
そしてそこで「柿守」をいただきました。伝説によると、大昔に大飢饉がおこり沢山の人が飢えに苦しむ中、恵比寿神社の境内の柿の木だけが何故か沢山の実をつけて人びとを救ったと伝わり、その話に因んでこの柿守りが奉製されたようです。まさに“柿尽くし”のデザインとなっております。深みのある橙色が目をひき、葉っぱがパール箔加工されており、大きさも小ぶりでとてもバランスの良い御守りに仕上がっています。御守り初心者の友達にも薦めた所、これは可愛い!と御守りを授かっていました。
【柿守】 初穂料各400円
柿守以外にも様々な御守りが授与されています。ただし、御守りの授与は大祭などの特別な日のみ社頭にてお分けされていますが、普段は参道にある商店街会館にて授与されているようです。
随分昔にいただいた恵比寿様の一刀彫りです。粗々なのですがこれが逆に味わいがあって良く、日に焼けて深みが出てきました。
恵比寿神社では、大祭の日には昔ながらの富籤が配布されます。当たり籤の選び方も番号の入った箱に、錐を入れて突き刺し、当せん番号を決めているようです。昔を彷彿させるアナログな良きイベントだと思いました。過去何度も参加してますが、当たったことはありません。カルピスがもらえた程度です。
◆恵比寿神社
東京都渋谷区恵比寿西1-11
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恵比寿神社大祭より3ヵ月が過ぎた1月28日の夜の事です。道を歩いていると、何と歩道に御守りが落ちているではありませんか!しかも柿守です。
オマモニアとしては、一刻も早く清らかで高い場所に移動させようと、近くの街路樹の枝にとりあえず結びつけました。落とした人が必ずここを通り、目に留めてくれるだろうという事を信じて。
しかし、1日、2日、3日と何度この前通っても御守りは風に揺られてぶら下がったままです。そして2月3日節分の日の事です。ふと、大祭に一緒に柿守を受けた友人を思いだし連絡してみました、「柿守はあるか?」と。するとあの御守りは「友達が気に入ってしまったのであげた」との答え。で、その友達に確認してもらうと、「どこかで落としてしまった」と・・・。
結びつきました。その友達は時々、私が御守りを拾った場所を通る事も判明しました。それはまさしく10月20日授与された御守りです。
私が薦めた御守りを、友達も授かり、それを更なる友達が気に入ってプレゼントし、落とし、私が拾う…という柿守のご縁。拾うべき人が拾ったという事なのですかね。柿守は無事、最初の友達の手元に戻りました。
結局、御守りが、持つ人を選んだ…という事になるのですかね。