埼玉県さいたま市
日和の日付:2017.3.19
恵比寿から埼京線快速1本で大宮へ。そこから“東武アーバンパークライン”と名付けられたローカル線で岩槻駅までのトータル1時間3分750円のプチプチ旅でした。地図で見ると結構遠いのに鉄道マジックで近く感じました。
お昼前に岩槻に到着したので、ランチを済ませてしまおうと岩槻名物なのか、とうふらぁめん「蘭蘭」に。11時30分オープンですが既にお客さんで席はほぼ埋まっていました。ド定番の“とうふらぁめん(700円)”を注文。しょうゆベースのラーメンに、ただただ豆腐が盛り付けられて出てきました。麻婆豆腐のようなトロミも辛味もなく、まるで味噌汁の感覚で豆腐が入っているようです。これでほうれん草がワカメになっていたら、まさしく『味噌汁ラーメン』となっていた事でしょう…。しかし、味は想像以上に美味しくて、味噌汁感はゼロでした。
岩槻駅前から歩くこと18分。久伊豆神社の表参道に到着です。
鳥居と参道が樹木に包み込まれ、杜がポッカリ口を開けて異界へと繋がるトンネルとなっているようです。
昼でも暗い参道を進むと、2014年10月に「平成の大造営」を終えたばかりの新しき拝殿・本殿が出迎えてくれます。
約1,400年前に、出雲族の土師(はじ)氏が東国移動の際にこの岩槻に大国主命を出雲国より勧請したのが始まりとされています。よって御祭神は、大国主命となります。
また、「久伊豆」を「クイズ」とも呼べることから「クイズ神社」と呼ばれたりもするようです。その社名にあやかって「アメリカ横断ウルトラクイズ」の予選会場になったり、クイズ番組での優勝祈願に訪れる人も多いらしいです。しかし、“クイズ必勝祈願”のご利益がある御守りは頒布されていませんでした。
【蘇御守】 初穂料1,000円
御守りは、2014年10月に「平成の大造営」の記念に「蘇(よみがえり)御守」が謹製されました。2年半経った2017年3月で授与所には残り2体となっていました(裏にストックはあるかもしれませんが)。
御守りとの巡り合わせも“タイミング”が必要です。今回も知らずに参拝して偶然見つけた御守りです。以前も、出雲大社(島根)の大造営記念の「蘇守」が限定頒布され、それも巡り合わせで手に入れる事ができました。
表面の房紐の下には神紋の「三つ巴」と「蘇」の文字が織り込まれています。また、内符と一緒に古い社殿の古木材がしっかり納められていました。
やはり、内符+その神社仏閣を感じる“何か”が納めれている御守りは、持ち歩いていてもその社寺、そして神仏と繋がっている気持ちが高まります。
【孔雀の御守】 初穂料1,000円
岩槻を朝香宮殿下が訪問されたおり、孔雀3匹を下賜され、その孫にあたる孔雀が現在境内に飼育されています。孔雀は「救邪苦」とも書き、「邪なるものから救ってくれる鳥」と言い伝えられています。その孔雀の羽が、内符と共に籠められた御守りとなります。表面にドン!とおさまる丸孔雀の紋も意匠が良く、全体的にみても完成度の高い御守りといえます。
【福まゆ守】 初穂料1,000円
こちらは「えんむすび」の願意となり、他に8種の願意があります。繭布に内符が包まれた札型の御守りです。古来より繭は「財」を生みだす「絹」の元になり「招福」の象徴となります。また、天の虫「蚕」を病気や災いから守ることから「厄除」の力も持っています。大きさは縦70ミリ、横50ミリとなります。
【引き締め守】 初穂料各700円
御祭神が“縁結びの男神”であることから、「男の縁結び」と銘打った根付型御守りです。縮緬素材で、絵柄を様々な部分で裁断して奉製されている為、1体1体ネクタイの表情は異なります。
◆久伊豆神社
埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55