大阪府羽曳野市
日和の日付:2017.1.8
誉田八幡宮はその社名のごとく、御祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)=応神天皇となりますが、こちらのお社は「誉田」を「こんだ」と読むことには驚かされました。そして、隣接する「誉田御廟山古墳(応神天皇陵)」前に神廟が出来た559年を創建としている事から、日本最古の八幡宮とも呼ばれています。
まず圧倒されるのが視界いっぱいに広がる横長の間口11間の割拝殿(1606年創建)です。どことなく寺院建築を感じさせます。そして拝殿前には、紫宸殿同様にしっかりと「左近の桜」「右近の橘」が植えられていました。
そして拝殿右手を入っていくと、応神天皇陵へとつながる「放生橋」があります。秋の祭礼(9月15日)の夜に、神輿がこの放生橋を渡って天皇陵のほとりまで運ばれます。昔は古墳の頂上まで運ばれていたようです。
●この「放生橋」の向こうが応神天皇陵
【家内安全たちばな守】 初穂料1,000円
久しぶりにみる巨大御守りです。拝殿前庭にある「右近の橘」がモチーフとして用いられ、また橘の花や実は、神聖な場所を守護する力を秘めていることにあやかっています。稲穂が守袋から突き出ている形状は初めてです。縦165ミリ、横100ミリ。中の内符も巨大で丁寧に包まれており完成度の高い御守りとなっています。このクオリティと大きさで初穂料千円はコスパが大変良いと思います。
【交通安全御守護守】 初穂料1,000円
交通安全守の定番、剣先型のぷっくらした吸盤付き御守りです。神紋を上に追いやり、願意を中心に、左右に正面を向く鳳凰を配置しています。鳳凰の尾の曲線がこの縦長の形状に合っており優雅さを演出しています。また、裏面には社名を中央に大きく1匹の鳳凰が舞い上がる姿を織り込み、動的な面となっています。紫と白、そして赤金の配色も良い感じです。
【交通安全御守】 初穂料500円
上の御守りは車内に付ける御守りで、クルマを含む運転手、同乗者をお守りする御守りとなり、こちらの御守りは肌身につけて本人をお守りしてくれる御守りと言えます。またデザイン的には、上がフォーマルな御守りであるならば、こちらはカジュアルな雰囲気の御守りとなります。鳳凰も可愛さがあり、レイアウトもよくありがちなデザインに収まっています。
◆誉田八幡宮
大阪府羽曳野市誉田3-2-8