御守日和

坂越日和

◆大避神社

兵庫県赤穂市

日和の日付:2017.1.6

人跡未踏で秦河勝の聖域“生島”を守護するお社

都市景観100選にも選ばれた古い町並みが残る山沿いにひっそり大避神社があります。ゆるい傾斜の参道があり、そこを抜けると石段、そして神門と繋がります。

この大避神社の御祭神は、大避大神もしくは大荒大明神といい、聖徳太子の寵臣であり、芸能の祖となった秦河勝(はたのかわかつ)となります。

10月に行われる神社の例祭「坂越の船祭り」は、瀬戸内海三大船祭りの一つとして、国の重要無形民俗文化財に指定されています。江戸時代に、秦河勝が坂越に流されてきた伝承を再現するお祭りと伝わります。

その秦河勝のお墓があるとされる、人跡未踏で聖域の“生島”に御旅所があり12の和船が海を渡るようです。

民家の中を緩やかに貫く参道(大避神社)

●民家の中を緩やかに貫く参道

神仏習合の影響で、随神(神)と仁王像(仏)が背中合わせに配置される

●神仏習合の影響で、随神(神)と仁王像(仏)が背中合わせに配置される

1746年の再建の拝殿(大避神社)

●1746年の再建の拝殿

八本矢車(大避神社)

●建築のいたる所に神紋である「八本矢車」が刻まれている

蘭陵王の面(大避神社)

●同神社には秦河勝自身が彫ったとされる「蘭陵王の面」が所蔵されている

  

大避神社御守

【大避神社御守】 初穂料500円

極めてベーシックな御守りですが、御祭神の秦河勝=大荒大明神でを表す大波と、神紋である「八本矢車」が織り込まれており、しっかり神社の由緒と噛み合った御守りとなっています。

御神徳も、秦河勝が猿楽の祖として観阿弥、世阿弥、金春流へと後世につながっていくことから、芸能上達のご利益があるようです。

  • 海上安全
  • 芸能上達

◆大避神社
兵庫県赤穂市坂越1297番地

  

坂越の牡蠣(大避神社)

●魚つき保安林ともなる生島近辺は良港として坂越の牡蠣が有名

大避神社

●大避神社の参道を真っ直ぐに下ると生島にあたる関係

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